クラゲフラグメント

人生の意味がわかってたまるかと思っていた頃の自分へ

美しさは快適を生む

今朝、電車を降りながら、快適に生きたいと思った。快適というのは、ただその場の楽をするというのとは少し違う。トータルでできるだけ快適であるよう、それでいて、その瞬間ごとの快適さも損なわず、未来と今この瞬間のバランスをとった点だ。それから、快適というのは、美しくあることを含む。美しさに拘泥すると往々にして不自由が生まれるが、行き過ぎなければ美しさはまた快適を生む。もともと、美というのは気持ちのよいもので、心によい作用をもたらすと思う。何かの美しさを称えることと、そうでないものを醜いと見なしたり、けなしたりすることは、まったく別だ。人の見た目だけのことではなく、持ち物や、環境を(もちろん本来の機能や目的を失わない程度に)自分なりに美しいと感じる状態にしていきたい。美しさに無頓着でいれば美しさにとらわれずにいられていいじゃないか、とかつての自分なら言うだろうけれど、物の色、形、音、匂い、味などによく注意して五感をよく働かせ、身体を使う生き方の方が、今の私は好きだ。