クラゲフラグメント

人生の意味がわかってたまるかと思っていた頃の自分へ

ラーメンは食べたくなかった

体調を崩して帰ってきて、寝ていたら家族がごはんだよーと呼んでくれて、行ってみるとラーメンを用意してくれていた。

私、こんなことを言うのは大変おこがましいとは思うのだけど、ラーメンは食べたくなかった。

でも今までは食い意地でラーメンはいつでもウェルカムだったので、最近ラーメンはあんまりいらないやと思う自分に驚いている。

ラーメンじゃなかったら、何が食べたかったのか。

そこが要な気がする。

どうもはっきりこれだという像が思い浮かばない。

たとえばご飯と味噌汁とおかずかな。中華スープもいいね。おかずは味付けが濃くないものがいい。あと野菜が食べたい。野菜はどんな調理法があるかな。

栄養管理アプリの勧めにある程度従いながら物を食べ続けていると、少しずつ多すぎる食事や濃すぎる食事が入らなくなってくる。そこまで大好きじゃなくなってくる。以前の自分なら、それを「素敵なものを素敵だとも思えなくなるなんて不幸だ」「どうせ年を取ったらだめになるのだから、今脂っこいものを入るだけたくさん食べておくべき」なんて言うかもしれないけど、これらの言葉に容易に反論は思い付くので、私はいよいよ以前の自分とは別のフェーズへきていふのだろうと思う。